みんなのDREAM LIFE

世代を問わず、カラテドリームフェスティバルで奮闘する選手にスポットを当て、空手やドリームにかける思いを探るこの連載。今回は、一家全員で空手道を邁進する岡山ファミリーを紹介する。高知支部で分支部長を務める父・倫大さんを中心に、一家の歩みやそれぞれの思いを聞いた。



高知が誇る空手一家 岡山ファミリー


おかやま・みちひろ
高知支部
1974年10月3日生まれ
48歳、高知県出身。初段
おかやま・なおこ
高知支部
1982年1月6日生まれ
40歳、高知県出身。無級
おかやま・あいか
高知支部
2006年1月26日生まれ
16歳、高知県出身。1級
おかやま・こはる
高知支部
2008年4月9日生まれ
14歳、高知県出身。3級
おかやま・れん
高知支部
2009年12月26日生まれ
12歳、高知県出身。7級
おかやま・ゆうひ
高知支部
2012年2月4日生まれ
10歳、高知県出身。7級
おかやま・こてつ
高知支部
2015年6月2日生まれ
7歳、高知県出身。10級
おかやま・かんた
高知支部
2018年10月3日生まれ
4歳、高知県出身。無休


父と家族の歩み

父・倫大 私は小学5年生で寸止め空手を始め、高校からは分裂前の極真会館で鍛錬を積みました。就職を経て27歳の時に妻と出会い、31歳で結婚しました。その後、長女が小学1年から空手を始め、同時に空手から離れていた私も高知支部・四万十具同道場で空手を再開しました。下の子5人も後に続き、妻も今年から空手を始めました。今では一家8人、全員で稽古に励んでいます。


家族の力で道場が活性化。ふたりの姉はドリームにも挑戦

父・倫大 2017年の昇段審査の少し前に、学生時代からお世話になっていた宿毛道場の先生が亡くなりました。当時私は四万十市具同道場に通っていましたが、宿毛道場の助けになりたいという思いが湧いてきたんです。三好一男師範にご相談したところ分支部長に任命していただき、宿毛道場で指導にあたることになりました。最初は道場生が少なかったですが、家族での稽古風景をFacebookに掲載したことが話題になり、今では17人の道場生が所属してくれるようになりました。家族の力が道場の活性化につながっていますし、三好師範にも家族を「日本一の空手家族」と言っていただきとてもうれしいです。一家の中で、長女と次女はドリームにも出場しています。しっかり者で、わんぱくな弟たちを引っ張ってくれる頼れる娘たちです。

長女・愛佳 家族で空手をしていると、競い合えてうれしいです。ドリームは全国から強豪が集まるので、自分の実力を知れる舞台だと思います。7月のドリーム2022では負けてしまい悔しかったので、次は勝ちたいです。この経験は、目標である指導者を目指す上でも糧になると思います。


家族で空手をやっていてよかったこと

母・直子 みんな体が強くなったと思います。特に長男は体が弱かったので、たくましくなってくれてうれしいです。

長男・廉武 試合の時は、みんなから的確なアドバイスをもらえるので助かっています。試合に勝ってお父さん褒められるとうれしいです。

次女・小桜 家族で空手の話ができてうれしいです。あと、誰かが優勝すると晩ご飯が豪華になるので楽しみにしています。


今後の目標

父・倫大 弐段を取得できるようがんばります。今後はドリームにも挑戦したいです。

母・直子 子どもの稽古を見てあげられる実力をつけたいです。

長女・愛佳 父と一緒に、道場で指導できるようになりたいです。

次女・小桜 2019年ドリームでは一回戦で負けてしまったので、次こそは勝ちたいです。

長男・廉武 この前出た大会の、型の部で優勝できたので、次は組手でも優勝したいです。

次男・雄飛 全四国大会で優勝できるようがんばります。

三男・琥徹 型が好きなので、ビシッと優勝したいです。

四男・栞太 今度、初めて年中クラスに出るのでがんばります。


 

2017年の昇段審査に合格し、念願の初段を取得した岡山さん。三好一男師範から直々に黒帯を渡された時は、「涙が出るほどうれしかった」と振り返る。 宿毛道場で分支部長を務める岡山さん。毎年恒例になっている三好道場の合宿でも、多くの道場生を指導した。 第39回全四国大会に出場した長女・愛佳さん。ドリームにも今年を含めて3度出場するなど、一家の中でも屈指の実力者だ。 ドリーム2019に出場した次女・小桜さん。負けてしまった悔しさを胸に、もう一度挑戦したいと日々稽古に励んでいる。 岡山家での自主練の様子。父・倫大さんから強要はしないものの、子どもたちが自主的に取り組むことも多いという。