第13回須崎市ドラゴンカヌー大会参加レポート
2011年8月7日(日)　須崎市浦ノ内・須崎市立スポーツセンターカヌー場

夏の一大イベント「カラテドリームカップ」が終わりました。この大会を目標に、一年間みんなで一生懸命練習を重ねてきました。お父さん、お母さん方も毎日送迎してくださいました。本当にありがたい事です。試合は、良い結果を残せた人も。残せなかった人もありましたが、すぐに来年の大会が来ますので、またこれから日々の練習を頑張らないといけません。
でも、たまには一息つくことも必要かと思い8月7日、高知県須崎市のドラゴンカヌー大会に参加してきました。初めは皆でのんびり楽しもうと思っていましたが、50余りのチームが参加した大会会場は、三好軍団の闘志を掻き立てるには充分な雰囲気でした。斉藤師範代より「何とか今日は勝たないといけないな」との檄が入り、皆一斉に気合いを入れました。私たちは今回が初めての参加でしたので、午前9時からの試合開始のところ、余裕を持って7時30分に集合しました。ところが全然余裕ではなく、他チームはすでに控室になっているテントでスタンバイしている状態、三好軍団はまだメンバーが揃っておりません。非常にまずい。失格になる訳にはいきませんので、お母さん方と女子部の中学生、体格的に中学生級の小学生も強引に船に乗せて何とかスタートラインにつけました。「アテンションプリーズ・ゴー」の号令がかかり、スタートです。艇長斉藤師範代必死の掛け声、リーダー竹澤師範代はじめ漕ぎ手のみんなも必死です。私は最後尾舵取りをさせてもらいましたが、後から見ていて、みんなの必死の頑張りにはジーンときて、手に鳥肌が立っていました。結果3着。予選通過条件は各レースの2着までか、3着のうちタイム上位2チーム。残り6レースを祈るような気持ちで見守り、何とかタイム2位に入り、本当にギリギリで予選通過、皆でガッツポーズをしました。

さて、次は準々決勝です。遠方中村支部から助っ人澳本真也さん親子と藤倉君も来ました。レース前、練習用のプールでカヌー部澳本伊吹くんの指導も受けました。ちなみに愛媛支部からは伊東さんが来てくださり、予選レースから助けてくれています。いよいよレース開始。今度はさっきと全然違います。船がぐんぐん進み先頭を走っている事がはっきりわかりました。1着でゴールタイムも準々決勝中1位でした。次は準決勝です。ますます気合いも入り、もう絶対に勝つしかない状態です。遊びに来た事はすっかり忘れています。私はちょっと緊張してスタートラインに立ったように思います。またまたスタートです。さっきよりもさらにスピードが速いです。間違いなく先頭でした。ところが突然周りの景色がスローになりました。今の状態にパニックに陥りました。船が大きく右に旋回しています。ふと我に返り必死で梶を切りましたが。コントロール不能、あえなくコースアウトし、失格となりました。
みんな楽しかった。良かったよと言ってくれましたが、悔しくてしかたなかったと思います。私も皆に申し訳ないと思いショックで落ち込みましたが、また来年挽回しようと思い、すっかり立ち直りました。師範のOKを頂き、皆で大和魂Tシャツを着て、楽しいお祭りに参加し、喜んだりショックを受けたり、夏休みの思い出ができました。道場生の皆様ありがとうございました。また明日から「カラテドリームカップ」に向けて、厳しい練習も頑張りましょう。そして、またその後は、ドラゴンカヌー大会にもみんなで参加したいと思います。

新極真会高知支部三好道場　大津支部　船井孝誠